ご質問、ありがとうございます。

今、本屋にいけば不動産投資に関する書籍が所狭しと並べられています。タイトルだけを見る と、誰でもラクをして莫大なお金を手に入れられるような気持ちになってしまいますね。確かに、不動産投資は株やFXなどと異なり、不動産を所有するわけで すから、すべてゼロということになることはありません。

入居者が居てくれれば、毎月、安定して収入を得ることができます。しかし、全国の空き家率は13%超で、過去最高で増加傾向です。一方、持ち家比率は60%を超えており、不動産投資をする環境は決して良いとはいえないのです。

今回のご質問者さんは、新築か中古かは書かれていませんが、ある新築の投資用ワンルームマンションを販売している営業マンが次のようなことを言っていました。

「私なら、新築を1戸買うなら、中古を2戸買う」

新築の投資用ワンルームマンションの販売会社の営業マンがこのように言うわけですから、新築は危険なのでしょうね。以前、新築の投資用ワンルームマンション販売会社で営業を行っていた人へインタビューをしました。参考にしてみてください。



また、“不動産会社の営業がすごい”と ありましたが、これは、私もよく耳にすることです。「生命保険代わりになる」「税金が返ってくる」など、言葉巧みに、購入を持ちかけてきます。また、彼ら は販売からローンの紹介まで一通りやってくれ、購入者は、契約書とローンの申込書にサインし印鑑を押すだけというところまでやります。

現在、セミナーなどを受けて勉強されているようですが、新築の投資用マンションの場合は、彼らが全てをやってくれてしまうため、あまり勉強になりません。自分で現地に足を運び、自分で借入先をあたり、時には失敗をしながら、実践での経験が一番の学びになると思うのです。

ただ、数千万円を超える買い物になりますから、くれぐれも慎重になさって下さい。（投資用マンションが原因でのご相談も増えています。こちらのページもご覧ください。）

(押し売りするわけではありませんが)
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